当院では適切なスキンケアと治療などの皮膚科医療を通じて、治った後もお子様の健康的な肌を保てるように診察いたします。
肌が敏感なお子様に寄り添った予防やアフターケアをご提案いたします。治った後の肌とどう向き合っていくかを大切にした診療を提供いたします。
水いぼ
ポックスウィルスによって子供の体や四肢にできる感染症です。アトピーや乾燥があると合併しやすいいぼです。
麻酔テープをはった上で攝子でつまみとりますが、ウィルスに対する免疫を獲得すると自然に治癒することもあるため、つまみとらず様子をみることもあります。
また効果に個人差はありますが、殺菌効果のある3A M-BF CREAMを塗り続けると2か月ほどかかりますが、消失していきます。
当院では、家庭の考え方やお子さんの意向にあわせた治療を提案します。
治療法
- 保湿によるスキンケア
- 軟属腫摘除
- 3A M-BF CREAM(自費 1本2200円)
とびひ
夏季に黄色ブドウ球菌や連鎖球菌に感染し、つぎつぎと水泡やかさぶたが伝染します。 適切な治療が遅れた場合、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群に発展し、入院して点滴治療を要することがあります。
当院ではとびひであることを診断し、自宅での患部の処置およびかゆみをおさえるスキンケアの指導を行ってまいります。
治療法
- 細菌培養検査、薬剤感受性検査
- 抗生剤内服
- 軟膏処置指導
乳児湿疹
生後間もない乳児に起きる湿疹や皮膚にみられる炎症のことを総称して乳児湿疹と言います。
これらには脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎などが含まれます。
脂漏性皮膚炎は生後2~4週間経過してから発症し、皮脂腺が多い額や眉間や頭部に黄色っぽいかさぶたや赤みがでます。
生後1年の間に軽快してくることが多いです。
治療法
- 患部を清潔に保つ
- スキンケア指導
- 皮膚症状に合わせた適切なランクのステロイド外用薬やステロイドに準じた外用薬
おむつかぶれ
長時間のおむつ使用や頻回の下痢を繰り返すことにより、肌がかぶれやすくなります。
主な症状は、おむつを装用している部分が赤くなり湿疹が現れるようになり、重度になると皮膚がただれてしまうこともあります。
また、時におむつかぶれと思っていても、カンジダのこともあり、必要に応じて真菌検査を行います。
治療法
- 患部の処置指導
- 皮膚保護薬やステロイド外用